同じ空間と時を過ごしているのになぜこんなにも分かり合えないのだろう??
そのように不思議に思ったり、イライラしたりしたことはありませんか?
私たちは生まれてきて現在に至るまで様々な体験・経験を通して自分なりの価値観や世界観を築いています。
つまり、自分だけのオリジナルな「地図」を心の中に持って生きています。
目の前に同じ正解があっても人によって地図が異なるためまったく違う見え方をしているのです。
そしてその地図を他者が見て、一緒に語ってみると、びっくり。
本人も気づかなかった宝のありかが見つかるかもしれません。
今回はそんな「心の地図」について触れてみたいと思います。
その地図にある宝のありかを本人は知らない。
私たちが生きている世界の全てを私たちは手に入れることはできない。
それにはあまりにも時間がなさすぎるし、時間の流れる速度が早すぎる。
私たちは限られた時間の中で、自分が生きていく上で必要と判断したものを常に取捨選択して蓄積して暮らしています。
結果、その人の個性が出来上がっていく。
今回のテーマ、「心の地図」とはその人の個性を作り出している物事の捉え方、見え方、感じ方、解釈の仕方、考え方のことです。
これは例え気の合う親しい友人でも、夫婦でも違います。
試しに、会社や家から程よく離れた場所にランチでも行った時にでも、お互いに相手には見せずに会社(家)までの地図を書いてみて下さい。
3分ほどで書くのがお勧めです。
その後お互いに見せあうと全く同じ地図にはならないはずです。
目印にしている建物や交差点、どちらの方角を中心に書いているかなど、よっぽどシンプルな田舎道でない限り異なると思います。
私が友人とした時は私は交差点にある郵便局を、相手は交差点にあるラーメン店を目印にしていました。
一人ひとりが持っている地図はそれぞれであり、あなたと一緒の現実とは違う視点ということです。
すなわちこれは考え方でも同じです。
あなたが「こういうものだ」と感じ、思っている世界はあなたが作り上げた世界であり、共通の世界そのものではないのです。
私たちの脳に入ってくる情報は五感を通して入ってきた情報です。
冒頭でも書きましたが、その情報は全て拾いきれません。限界があります。
目に映るもの、耳に聞こえること、肌に触れる感じは無意識に取捨選択してインプットしてます。
そして無意識とはパターン化されて形成されるものであり、偏りが生まれます。
それが同じ空間、時間を過ごしていても捉え方の違う、人それぞれの心の地図となっているのです。
目の前に同じ世界があっても人によって地図が異なるため、全く違うように見えている。そのため人によって感じ方、捉え方が異なっているのです。
あの人、あんなに素敵な強みがあるのになぜ活かさないのだろう、もったいない。
なぜ、いい環境にあるのに、やれるのにやらないのだろう。
そういった事も実は本人には見えていない世界だったりするのです。
自分を変えたければ心の地図を開いてみよう
これは自分にとっても同じ。
自分も知らず知らず自分の地図で世界を見ているのです。
心の地図は自分を、そして他者を理解するためにとても重要な考え方です。
自分の地図と相手の地図を照らし合わせてみる。
自分の地図を意識的に開いて見つめてみる。
相手の地図を見せてもらいながら世界を見てみる。
そうすることで相手を深く理解すること、自分を理解してもらうことができます。
地図の中には昔役に立ったけど今は使わない部分、もしくはその部分によって逆に隠れてしまったこれから必要な大切な部分があったりします。
普段、私たちは地図の自動更新を無意識に任せています。
同じパターンで情報を得ている限り、地図の更新は一定の同じ法則で作られています。
なので自分の心の地図を変えたければ意識的に地図をよく見てみる必要があります。
そして自分の心の地図を理解し、その地図を変えることで、行動の幅が広がります。
そうすれば、近いうちに新しい出来事の招待状が届くようになるでしょう。
この心の地図という考え方はNLPの考え方です。
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本日もお読み頂きましてありがとうございました。