つながる『今』をもっと楽しく⇨ 人生物事はすべからく流転するもの

人生は今の連続、今が未来へつながりそして過去を作り出していく。 今をもっと楽しんでもらいたい。 そんな思いで綴る雑記ブログ。

損したくない癖でむしろ損している気がする人に読んでもらいたい

「損したくない!!」これは私の中に長年居座り続けている思考です。

これによって結果的に私はたくさんのチャンスを見過ごしてきたと感じています。

できることならこの考えを取り去りたいのですが、今でも完全に除去できていません。

しかし自分との対話で80%くらいはこの「損したくない!!」という潜在意識に向き合って自分にとって結果プラスになる選択ができるようになりました。

今回はその方法を共有したいと思います。

人は「損したくない」と気持ちに強く反応してしまう

例えばこんな経験ありませんか?

私は欲しいものがある時、次のような行動をします。

まず、自分の欲しいなと思う商品を探します。

いくつかの評価の高い製品を選択して絞り込んでいきます。

ある程度絞り込んだらレビューに書かれているコメントを読みます。

その時、評価の低いコメントを探します

そしてポジティブなレビュー5つに「すごくいいです!!」のような高評価されていても、1つのネガティブなレビューに「いまひとつでした」というようなコメントが書かれているとそのコメントの方がすごく真実だと思ってしまいます。

結果、欲しかったはずなのに「どうしよう?」と自分に問いかけて購入ボタンを押せずその日を終えてしまう。

欲しいものを手に入れて楽しい気持ちになるはずだったのに、なんだか残念な気分になる時すらありました。

 

私は楽しいことが好き、できるだけポジティブな気分でいたいと結構思っています。

そう考えているのになぜか行動はネガティブでした。

SNSで最初は楽しんで気になる投稿や記事を見ていたのに、ポジティブな意見の中にある少数のネガティブな意見が目に入ると急にそれが気になってしまう。

そしていつの間にかネガティブな関する記事を追いかけてしまっており、ふと気づくと自分もネガティブな感情になっていたり、そのために使った時間ロスにうんざりしていました。

 

こういったこともありました。

私はコーヒーが飲めないのですが、コーヒーメーカーを景品でもらったことがあります。未使用品のそこそこの品の商品でした。

これは使わないので持っていても仕方ないから売ろうとフリマサイトに出店。

未使用品だし、現在の販売価格をリサーチしてお値打ちに出品したつもりでした。

だけど買い手がつきませんでした。

ある程度はディスカウントする用意はあったのですが結局売らず、持ち続けていました。

 

こういうことが私の日常に今まで溢れかえっていました。

今でも多少なりあります。

それでも今の私は欲しいものは最適なタイミングで選択、決定し手に入れています。

そして今までよりも後悔は減少し、満足度は高まっています。

SNSでもネガティブな記事をついつい追いかけて時間もメンタルもロスすることがなくなりました。

さらに一切使わないものをいつまでも保有し続けなくなったし、いらないものに下手に手を出さなくなりました。

損したくない癖でむしろ損した気分になっていた自分とさよならできました。

私が手に入れた80%成功する選択の方法

そのようになれるなったのは思考のメカニズムを理解しそれをしっかりと意識することが出来るようになったからです。

人にはネガティブな情報や出来事を重視してしまう傾向、「ネガティビティ・バイアス」があります。

このバイアスの影響力は非常に強いため、合理的な判断を狂わせてしまうことが多々あります。

さらにこのようなバイアスを利用して世の中のありとあらゆる商品やサービスはマーケティングされてもいます。

 

例えば、自動車の購入などでよく使われる戦法は見積りでまずフルオプション価格を提示されることがあります。

私はこれはここからこんなにも安くなるんですよ。という心理アピールのための戦法かと思っていましたがどうもそれだけではないそうです。

最近はサポート機能や自動防眩ミラーなど安全に関わる装置がたくさんあります。

そしてそれら装備をフルにつけた状態で私たちに失う機能、どのオプションを削るか選択させられた場合、最初に何もオプションをつけない価格を提示され後から追加していく場合より、オプション装備率が上がるのだそうです。

これは一度見せられたものを失いたくない(損したくない)心理スイッチを揺さぶるのです。

さらに安心機能先に見せられ、あなたが外すかどうか選択して下さいと言われると、安全を失いたくないという2重の効果がありそうです。

 

他にも、栄養ドリンクなどは〇〇1000mg配合!!とか、アミノ酸〇〇倍などと書かれていることが多いです。

しかしこれ1,000mgでなく、1gと書かれるとたったそれだけ?となりますよね。

〇〇倍も何と比べてが明確になってないとか比べるものが圧倒的に小さいなどもよくあります。

まったく同じことでも、ネガティブな表現の切り取り方をされていると避け、ポジティブな表見の切り取り方をされていると喜んで受け入れる心理があります。

これはネガティビティ・バイアスの仕組みの逆、ポジティビティ・バイアスを利用したものです。

機能性食品なども

80%効果が確認されましたと書かれていたら思わず効くのかなと思いますが、

20%は効果ありませんと書かれていたら手に取らないですよね。

 

このようなマーケティングの仕組みやバイアスを知り行動を変えてみました。

 

私は今は買い物をする時はSNSのレビューをほぼ見ないようにしました。

色々規制されたとはいえ、現在でも様々な手法でレビューの高評価は意図的に作られていますし、それを何となく消費者側の私たちも感じていて低評価レビューを見るようにしている人も多いと思いますが、ネガティビティバイアスの影響を受けます。

今までと結果は変わりません。

そこで

欲しいものがあればできるだけ現物を自分で確認する。

他社評価よりなぜそれが欲しいの?と自分との対話の時間を大切にする。

その結果自分の判断を信頼する。

このように行動するようにしました。

レビューって参考のつもりが自分の気持ちより影響力あるんです。

そうすることで手に入れた時のサービスを利用した時の満足度は上がりました。

 

SNSやニュースでネガティブワードは意識的に逃げることにしました。

放っておいても日常様々なネガティブなニュースは入ってくる。

でもその多くは自分ではコントロールできないこと。

意味なくスマホを見て影響を受けるのは辞めにしました。

わざわざネガティブに漬かる必要はないです。

同じ時間を使うなら

友人や家族の悩みを知る、聞く方に時間を割いた方がよっぽど力になれる。

 

もう一つ、「保有効果」を知ることで影響を減少させることができます。

人は一度自分が手にしてしまうと手放したくない心理が生まれます。

それが必要でないものであってもです。

この心理を利用したマーケティング戦略も存在します。

よくある2週間無料視聴、とか1ヶ月分サンプル無料などです。

一度自分のものとして使い始めると保有効果によってなかなか手放せなくなる。

返品無料も同じ。

一度手にしてしまうと気に入らなくてもわざわざ梱包して返送するより、まぁそれなりに使えるかなと自分の気持ちを納得させる方に持っていく心理が働く。

結局サブスクが増える気づいたら結構毎月必要もない、なくなると損する気持ちで無駄にお金を失っていたりします。

なので無料という誘惑に負けて利用、手に取らないように心がけています。

 

また、私でいうコーヒーメーカーなどいらないものを手放す時は一度、捨てるための段ボールに入れてしまうか、梱包までして玄関に出すように行動を変えました。

そうすると邪魔な荷物としての存在になるので手放す抵抗感がなくなり早く処分したい気持ちに変化しました。

フリマで売れなければそのまま車に乗せてセカンドストリートへ持っていく。

そうしたらあっという間に色んなものを手放すことができました。

かもしれない収入より現実にお金になる方が価値ありますよね。

 

このように損したくない癖の克服です。

完璧ではありませんが自分と対話することを高めていくとすぐに結果は変わってきます。

そして今までよりコスパのよい、気持ちのいい暮らしが実現しています。

 

1つの事例として参考になれば幸いです。

 

本日もお読みいただきましてありがとうございました。