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悩みと上手に付き合う思考の習慣

はてなブログの今週のお題が「習慣にしたいこと・していること」でしたので、今回は

私の「日々の悩みと上手に付き合うためにしている思考の習慣」について書きます。

悩んでいて今が辛いなと思う人、自分の悩みがちな性格が嫌だなと思っている人にぜひ読んでもらいたいです。

パチンと180度切り替われるような魔法ではありませんが、思考の習慣を変えるヒントになれば幸いです。

「悩みと上手に付き合う思考の習慣」

こんにちは、ライフコーチのコーチャです。

仕事、人間関係、悩みって色々尽きませんよね。

ひどくなると悩みすぎて疲れてしまったり、何もする気になれなかったりしませんか。

 

私は昔から結構色々と「あれはどうしよう」「もしも・・」「でも・・・」なんてあれこれと頭の中で考えすぎる癖がありまして、まぁなんだかんだバランスをとって生きてきたのですが、一度そのバランスが崩れ、うつ症状になった事があります。

それは20代後半の事です。

仕事で壁にぶち当たり、上司とも上手くいかない、仕事は面白くない、でも子供も産まれるから辞めるわけにいかない、正確に言うと辞めたいけど辞める勇気もなく、辞めたら人生終わるくらいに考え、その当時は東京で勤務していたのですが山手線をぐるぐると3周したことがあります。

その時は妻も出産のため帰省しており、一人で単身赴任状態でした。

周りにはとるに足らないと思われることかも知れませんが、ついには一人、部屋に篭り出社拒否状態になりました。

そしてある夜、妻との電話で自分の中では離婚も覚悟くらいの気持ちで、「会社を辞めたい(逃げたい)」と吐露しました。

その時、妻が一言「辞めたらいいじゃん(辞めてもいいよ、逃げてもいいよ)」と言ってくれたのが好転のトリガーでした。

ゴツゴツとした硬い岩のような悩みの塊ででパンパンになっていた頭の中で悩みの塊に一つのヒビが入り、それをきっかけに他の悩みもボロボロと崩れていき、ある程度時間はかかりましたが解決に至りました。

この詳しいお話はまたの機会にするとして、それくらい私も悩みというものに苦しめられた経験があります。

このように私は妻の一言に救われました。

でも一つのタイミング、言葉の受け取り方が違っていたら今はないかも知れません。

復活した私はその後、このように悩みに囚われる生き方は辛いし、人生は全然楽しくないなと思って、その後メンタルヘルスについて学び、カウンセリングを学び、キャリアコンサルティング、コーチングと自分の人生を進めることになります。

その勉強やワーク、カウンセリングで聴かせて頂いたクライアントの体験などの自らの経験の積み重ねの中で私がよく現在もコーチングなどでお話しさせていただく「悩みと上手に付き合う思考」のお話しの本題に移りたいと思います。

悩みも恋も細菌と同じ

真剣に悩まれている状態の時でなく、コーチングできる状態、モチベーションにある方や飲み会の席などで「深いい話」的な話として伝えることで、私としては真面目にそう考えている「考え方」です。

私の考え方で「悩み」や「恋」は細菌と同じだと思っています。

ちょっと話がややこしくなるので「恋菌」はちょっと横に置いて、「悩み菌」ということに絞ってお話しします。

パワーに溢れている時、元気な時はちょっとやそっとの悩みは問題ありません。

しかし少し疲れている時、ちょっと気持ちが弱っている時「悩み」が頭にぽつんと一つ現れるとそれが知らぬ間に分裂し始めます。

シャーレに落とされた細菌が増殖するように環境さえ整えば、みるみるうちに小さな悩みがどんどんと頭の中で増殖して、悩みたくないのに勝手に増えていく。

そして「悩み」で頭がいっぱいになってしまうというメカニズムです。

頭がいっぱいで考える余裕がなくなると心も辛くなってきます。

 

ちなみに「恋」の場合はポジティブに同じメカニズムを語ります。

今この考えを語るのは適切ではないかと思いますが(なので今はあまり大勢の前では話しません)理屈はそうだと思っています。

「つけない」「増やさない」「やっつける」

つまり大事な部分はそう考え、「悩みで頭がいっぱいにならない」予防策です。

細菌に対する予防策として分かりやすい 食中毒を防ぐための3つの決まりがあります。

それは、原因となる細菌を「つけない」「増やさない」「やっつける」です。

悩みも同じ。

対応策は同じだと思います。

「つけない」

これは風邪と同じ考えで日々の暮らしの習慣で予防しています。

  1. 日常睡眠をしっかりとる。睡眠不足は思考を低下させます。考え方がまとまらなかったり思考にいい影響を与えません。
  2. 薄着をしない (無理に格好つけない)周りからよく見られたいと無理に痩せ我慢して振る舞わない。
  3. 手洗い、うがいをする(適度に愚痴る)なんか気持ちよくない思いをした、そんな気持ちでもやもやすると感じた時は愚痴り(洗い流す・吐き出し)ます。
  4. 乾燥した所や人ごみを避ける(冷めた場所や嫌な集団とかかわらない)自分のスキルを上げるために我慢して感情の冷めた場や人とはかかわらない。
  5. 休養する。それでもなんか疲れたと感じた時は無理せず早めに休みます。

「増やさない」

次に私が習慣にしている増やさない方法です。

予防を心がけていても日々生活して、思考している以上悩みは尽きません。

悩みが増えてきたなと感じてきたら次の手段に出ます。

それは諦めるです。

もう悩みについてどうにかしようと抵抗せず、負けを認める。

自分でなんとかできないと無理をせず、できる人に頼ります。

相談して自分でなんとかしようでなく、「この仕事よろしくお願いします」って投げちゃうくらい。

諦めるって逃げてるみたいで嫌でした。

無責任みたいに思っていました。

でもこれって逆だと知りました。

力もないのに無責任に解決しようとしている方が無責任なのだと教わってから弱さを見せることができるようになってきました。

しかしこれ最初は難しい思考でなかなか諦めるのは簡単ではありません。

そこで3つのパターン分けをしてふるいにかけていきます。

  1. 忘れる。そもそも自分が勝手に興味を持ってしまったものや相手が自分に関係していない問題などは頭に残さないようにしています。具体的にはSNSやニュースなどを見過ぎない。見てもそこまで深追いせず忘れます。自分の感情に残すとそれが悩みに変化し、そのような悩みは自分の他の問題とリンクして厄介な悩みへと化合しかねないためです。
  2. 逃げる。かかわりの薄い人やセールス目的の人の話など聞き続けると地味にボディーブローのように思考のダメージを受けてしまうと感じる言葉や話からは逃げます。知れば気になる。批判されれば気になる。不安要素を勝手に作られてはなんかそんな気がしてくるなど無責任なかかわりの薄い人の話は適当な段階で逃げます。
  3. とりあえず置いとく。仕事上どうしてもかかわる問題で自分一人ではどうしようもない事はとりあえず置いておきます。例えば会社の社風が課題とかガバナンスが弱いとか、自分の行動の変化が影響を与えるかも知れないけど、根本はオーナーが変わらないと解決しないような問題など。自分が犠牲になれば、みんなを救うことができる、なんて映画のような世界ではない現実社会には多い。でも無視して生きることも苦痛、そんなことは認識しておきますが、とりあえず置いとく。

ここまでふるいにかけて自分の中で悩みが消えないことは諦めるを今は選択しています。これは歳を重ねるにつれ出来るようになってきました。

そして悩みに上手に付き合う方法としては一番効果があるなと感じています。

「やっつける」

最後にやっつける、これは解決するということを指しますが2パターンあります。

自分自身でやっつける。

自分自身で解決できることもあります。悩みが増殖していなければ考える頭のスペースや余裕がまだありますので「だったらこうしたら」「これはこういうことか」など思考すると解決へ導くヒントが浮かんできたります。

しかしそのためには悩みが増殖していない、メンタル的に元気で抵抗力がある状態にしておく必要があります。

お医者さんに見てもらう。

みなさんも発熱したらお医者さんに見てもらいますよね。

それと同じで私も自分が発熱してしまったと感じたら専門家と情報を共有します。

私はカウンセリングの資格も持っていますが、私自身もスーパーバイズと言ってカウンセリングを受けるようにしています。

ただ、微熱なら家族に看病してもらうようにすぐに専門家でなく、すなわち家族や気の知れた友人などに悩みを打ち明ける段階を心がけています。

まとめ

考えすぎる癖がある私が「悩み」に頭が支配されて自分がしんどくならないように身につけた知識と経験から体得した上手に付き合う思考について書きました。

もちろん悩みのない状態をずっと続けることは無理ですが、それでも状態を管理する習慣を身につけるだけで「今」を楽しく過ごせる時間が増えると思います。

みなさんそれぞれに悩みの解決法をお持ちだと思いますが、何かのヒントになれば幸いです。

本日もお読みいただきましてありがとうございました。