昨日は久しぶりに大学の同窓会に出席しました。
友達との再会は懐かしさと同時に、それぞれに大なり小なり人生に歩みを進めていく中で、これから先の自分の生き方について思いを巡らせるきっかけとなリました。
考え方、捉え方で人生に差がついていく。そんな40代です。
同窓会で1人、気になる友人がいました。
その友人は私たちの中でも安定した企業に就職し、役職も得、独身です。
会うまでは独身生活を自ら選択し、お金にもゆとりがあり、自由やキャリアに集中して楽しい話が聞けると思っていました。
それが、彼が一番なんだか人生に疲れているようで、会社も辞めたい。休日も楽しいことはないと言うのです。
40歳を過ぎて現在は将来への不安や転職まで考えていると語り出しました。
まさに40代前後に起きる心理的転機や危機、「ミッドライフクライシス」を目の当たりにしたのでした。
全体の場の雰囲気もあってか深くは語り合うことはそれ以上ありませんでしたが、
そして同年代である私自身もまた人生における大きな転機に立たされていることに改めて気づかされると同時に、自分がコーチングやカウンセリングで支援すべき人はもっと身近にそして同年代にいるのだと気付かされる出来事でした。
今回はカウンセリングを勉強した時に学んでいた「ミッドライフクライシス」について少し投稿したいと思います。
ミッドライフクライシス、これは人生の中で自己の価値観や目標に対する見直しや再評価が起きる時期です。
ミッドライフクライシスについて簡単に説明します。
ミッドライフクライシスでは、これまでの人生において達成したことや経験を振り返り、自分自身のアイデンティティや自己評価に疑問を感じることがあります。
これは、将来の方向性や人生の目的について真剣に考えるきっかけでもあります。
そして考えることでこれまでの成功や失敗、そして将来に対する不安が入り混じり、将来に対する不確かさや不安感が強まることがあります。また同時に年齢的な状態も踏まえ、新たな挑戦や変化に対する恐れや疑念が表れる場合もあります。
周りの家族や友人、職場の人間関係に対しても再評価が生じることもあります。またかといって新しい他者とのつながりやコミュニケーションについて広げる気持ちにもなれず悩むこともあります。
このように40代に起きやすい心理的状況で誰もがそのような気持ちを持ってもおかしくない年代なのです。
一方、ミッドライフクライシスは、新たな目標や夢に向けて再スタートを切るきっかけとにもなります。
仕事や趣味、ライフスタイルの変化といった形で現れることが多いです。
まずは周りへの感謝の気持ちを持ち、そのような視点で物事を考えることから今までの自分にはない人生への新たな意義を見いだすきっかけとなります。
これを通じて、前向きな変化や成長が生まれることがあります。
前向きに捉えることで逆に、ミッドライフクライシスをプラスの転機として生かすこともできるのです。
ミッドライフクライシスは必ずしも負の要素だけではなく、新たな発見やポジティブな変化のきっかけともなるのです。
ここで大切なのは、自分自身としっかり向き合い、必要なサポートやアドバイスを得ながら、積極的に新しい章を切り開くことです。
でも一人ではなかなかそのような気持ちに持っていくことは難しい場合があります。
自己の価値観や目標に対する見直しと不安が生じる時期である40代にこそコーチングが必要なのではないかと感じました。
それをこれから私は支援しようと思いました。
コーチングはこのような時期に重要なサポートを提供できる。
コーチは個人の内面に焦点を当て、自己認識を高め、新たな可能性を見つける手助けをします。
感情や価値観を整理し、モチベーションを引き出すことで、クライシスをポジティブな変化に転換するお手伝いをします。
共に目標を設定し、具体的な行動計画を立てることで、個人は自分の人生に主体的に向き合い、前向きな方向へ進む力を得ることができます。コーチングはミッドライフクライシスを克服するための強力なツールになり得ます。
個人の成長とバランスの取れた人生を築く過程で貴重なサポートを提供するそんなコーチになろうと思いました。
今までは若者支援を中心にコーチング、カウンセリングをしてきましたが、40代に向けてのコーチング、カウンセリング支援も視野に入れて行こうと思った出来事でした。
本日もお読み頂きましてありがとうございました。