つながる『今』をもっと楽しく⇨ 人生物事はすべからく流転するもの

人生は今の連続、今が未来へつながりそして過去を作り出していく。 今をもっと楽しんでもらいたい。 そんな思いで綴る雑記ブログ。

新年に何か始めようと思っていたら1万円にたどり着く

新しい年になったのでこれを機に「何か始めよう!!」そう思う人は多いのではないでしょうか。

私もその一人で新しい年の始まりと共に何か学びたいなと思いながら数日過去に買った積読となっていた書籍、挫折した資格の参考書などをパラパラとめくってみたり、新聞を読みながらヒントを探してみたりしています。

そんな中、2024年は新札発行という新聞の特集記事に目が留まりました。

1万円、5千円、千円の3種類の紙幣が一新され7月に登場します。

目的としては偽装防止の役割だそうで20年を目安に変えられるそうです。

同じくして生成AI技術の書籍も読んでいたので画像生成AIの技術発達が急速に進んでいるので偽装防止技術もより高度なものが求められそうだなと感じました。

それに特殊発光インキやホログラム、すかしなどはじめ高度な技術が採用されるようですが、精密なコピーされた偽札などなど日常の金銭のやりとりで人の目では見抜け無さそうなのが怖いです。

そういった意味でも今後はますますキャッシュレス化なのかもしれないなとも思いました。そう言えば私自身実際にお金、特に小銭を使う機会が個人的に減りました。

つい最近受け取った500円玉が新しくなっていて遅ればせながらびっくりしましたほどです。

ちなみに経済産業省によると世界各国のキャッシュレス決済比率がおおむね6割前後なのに比べ日本はまだ3割ほどだそうです。

まだまだ現金思考が強く、その理由としては「その場で支払いが完了する」「多くの場所で利用できる」「使いすぎる心配がない」とのことです。

また災害時など電子決済が使えない事態やいつ、どこで誰が何にどれだけ使ったか分かりにくいという「匿名性」からも現金は無くならないとのこと。

昨今の政治ニュースや災害の出来事を想起させこれはこれで納得感が高いです。

現金はいろんな意味で確かに重宝されそうです。

現金とキャッシュレス決済の比率は今後どうなって行くのでしょうか。

 

さて、ところで現在の1万円札の顔といえば「福沢諭吉」です。

1万円札たくさんあると嬉しくなります。

福沢諭吉といえば「学問のすゝめ」が有名ですね。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

このフレーズは読んだこともない人でも聞いたことがある人が多いのでは。

私も「学問のすゝめ」のこのフレーズは聞いたことがありました。

しかしお恥ずかしいですが大いに今日の今日まで誤認していました。

福沢諭吉が「人は皆平等だ!!」と言っているのだと思っていたのです。

しかしそうではありませんでした。

このたび小柴大輔氏の著書「対比思考」にその一節が書かれてあり知った次第です。

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。・・・

大事なのは「言えり」と言われていると言っているのであって福沢諭吉が言いたいのはその後の投げかけの方、

それならば、人間はみな生まれながらに平等であって、能力、財産、身分の差はないはずなのに、現実には賢い人もいれば、愚かな人もいる。貧しい人もいれば、裕福な人もいる。貴族もいれば、下人もいる。この差はいったい何なのだろうか。

という問いかけこそ福沢諭吉が言っていること。

つまり人間の不平等についての原因を問いかける一文であり、だから「学ぶと学ばざるとによりてできるものなり」。

つまり、「学問を学んだかどうかで決まる!!」と言っている。

何かを学びたいと思っていた私の心に、新札発行、福沢諭吉、学問のすゝめの本来の意味のこれらの一連のつながりはかなり面白く、深く印象を残しました。

学問ではないがこうして何かを知る、学ぶってやはり大切、自分の力や無知さを痛感するのも楽しい。

 

近年は生成AIに頼れば誰かの「知識」も「想像力」を自分の力のように使えるようになる。これはこれで素晴らしい世界だと思う。私自身きっとこれから先大いに活用したいと思う。自分のアシスタントとしては最高のパートナーとなるだろう。

しかし自分の想像力を失わないように「学び」と「回りくどさ」も忘れないように意識したいです。

これは現金とキャッシュレス決済の関係性にも似ているのかもしれませんね。

 

本日もお読み頂きましてありがとうございました。