人生で健康であることが何よりも節約になる。
そう思う40代。
年を重ねる度に思うことです。
ということで最近は病気になって病院に行くより、病気になる前の行動が大事だなと思うようになりました。
そんな私が推す健診。
それは胃カメラです!!
今回2回目の胃カメラの検診を受けて
「バリウムより絶対に胃カメラをおすすめしたい!!」
と思ったのでその経験を書きたいと思います。
特にバリウムが苦手な人、でも胃カメラにも抵抗感がある人、
結局毎年社内検診などでバリウムを我慢しながら飲んでいる人。
そして40歳を過ぎた人。
胃カメラ検診を受けようかなと迷っている人の背中をそっと推す、そんなきっかけになればと思います。
バリウムは苦痛でしかなかった私
胃部健診といえば一般的にまだバリウムが多いと思います。
会社などで実施される健康診断で行われる胃バリウム検査は、胃・食道・十二指腸のがん疾患のほか、胃潰瘍や胃炎、ポリープなどを早期発見することが目的とのことで実施されています。
私の会社でも健康診断の項目の一つとしてバリウム検査が実施されます。
そんなバリウム検査を過去に一度体験したことがあります。
とても苦痛でした。
まったく問題なく受診される同僚は多くいましたが、私は神経質な方なのかあのドロドロとした液体を喉に通すことにすごい抵抗感がありました。
しかも先に炭酸を口に放り込み、その後にバリウムを飲むなんて到底できません。
あまりにもうまく飲めなかったので検査技師の方に舌打ちされる始末。
退場です。
今でも周りから笑われますが、もう二度と経験したくない体験の一つのなってしまいました。
ということで会社の健康診断、初年度はバリウムを体験したものの2回目以降は胃部検査だけパスして逃げていました。
ただ、気掛かりなのは父親が胃がんであり胃を半分切除していること。
私もいつか胃がんになるのではないかという恐怖です。
ピロリ菌もいるかもしれない。
そんな中冬の寒い日になぜか嗚咽をするようになりました。
これはもしかして何か胃に不調があるのでは??
不安に駆られた私は恐る恐る胃カメラ検査を受けることにしました。
胃カメラ(内視鏡)検査にチャレンジ
胃カメラは苦しい、えずくと両親や年配の方から刷り込まれておりこちらもこちらで抵抗感を持っていた私。
しかしある時、自分の住む街に「痛くない胃カメラ検査」で有名なクリニックがあるとの噂を耳にしました。
思考スイッチが入っており早速詳しく調べてみると、なんと麻酔薬で寝ている間に検査が終わるというもの。「痛くない!!」とのアピール。
本当かと半信半疑、さらに麻酔という言葉に少し怖さがあったものの、胃がんのリスクを放置するよりはいいと思い受けることにしました。
早速クリニックに申込み電話したところ、まずは問診をしてからですとのこと。
そりゃそうですね。
少し手間ですが一度問診を挟みます。
問診時、バリウムのこと、父が胃がんであり自分も心配なことを伝えるとすんなり胃カメラ(内視鏡)検査をすることになりました。
一応?色んなタイプを説明されましたが迷わず「痛くない寝ている間に終わる検査」をお願いしました。
本当に寝ている間に終わります!!
麻酔の効果が終日は残るので車や自転車では来ないでくださいとの案内がありました。
あと、もしも薬で副作用など何かあった時は医師に処置を任せます的な誓約書にサインします。
ちょっとドキドキです。
検査当日
クリニックについてすぐに上半身だけ着替えました。(下着はそのままで羽織るタイプのもの)
なんだかこれだけでいいの?って感じです。
その後コップ一杯の生理食塩水のような水(甘くないスポーツドリンクのようなもの)を飲みます。美味しくはありませんが不味くもありません。
その後ストレッチャーに寝ます。
そして、まず、点滴を打ちます。
なぜ点滴と思いましたがしばらくそのままでじっと待っています。
いよいよストレッチャーごと検査室へ運ばれました。
口に短いチューブをくわえて下さいと言われ、この時がドキドキ最高潮です。
「では点滴に薬を入れますのでだんだんと眠くなります」と言われ、点滴に何か入れたなぁ、なんか腕が少しだけ熱くなった気がする・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
「終わりましたよ」
気がつけば元の控室のような部屋に運ばれており、時計をみると40分ほど寝ていたようです。
「え?」
という感じの驚きでした。
本当に痛くないというか記憶にないままに終わっていました。
私の場合はその日はその後特に眠くなるとかだるいといったことはなく、言われた通りその日はシャワーだけにして、翌日には普通の生活です。
結果は1週間後に再度クリニックに行きます。
胃カメラはすごい!!
翌週改めてお医者さんに結果を伺いに行きました。
すごいですね、カラーの映像で順番に胃の入り口から十二指腸の入り口、胃全体の写真を見せて説明して下さいます。
自分の胃を自分の目でも見れて説明を受けながら安心感はすごくありました。
幸い、胃にポリープや異常もなく、若干胃の入り口が荒れているので逆流性食道炎の症状があるとの診断でした。
あと、ピロリ菌については若干胃の内部に白く光っている部分があり、大丈夫だと思うけど念の為検査しますかと訊ねられ、再度血液検査だけしました。
後日結果は陰性でした。
あと、余談ですがもしその時にポリープがあったとしたら小さいものならその検査の時に一緒に切除もしてくれるそうです。
後輩はお酒の飲み過ぎなのか、まだ30代前半なのにポリープが3つもあったらしく、その場で摘出してもらってました。
胃カメラは粘膜の表面に胃がんが生じた段階で発見することができるそうです。
バリウム検査で見つけることができるのは早期胃がんのなかでも「粘膜下層」といって粘膜の表面よりも深くまで進行してしまったがんだそうです。がん発見率はバリウム検査より1000倍も高いそうです。
バリウムは自分が飲めないから否定するわけではありませんが、ある意味ずっと昔からある手法で影で見るわけですからこれだけテクノロジーが発達した今の時代は断然胃カメラがいいなと思います。
それにバリウムで問題があれば結局胃カメラ(内視鏡検査)をすることになりますしね。
費用は私の場合追加の注射と逆流性食道炎予防のような薬1ヶ月含め1万円程度でした。
健康第一、そう考える40代にはとてもコスパがいいなと感じています。
といったわけで今回は私の胃カメラ体験についてでした。
本日もお読み頂きましてありがとうございました。