「ここで働かせて下さい!!」そう意気込んで入った会社。
でも実際に働いてみると色々と大変で、泥まみれで汗をかきながら働いているつもりなのになんだか今の自分の働き方ってうまく成果や評価に結びついていないなと感じたり、もっと未来につながっている感が持てる働き方をしたいなと思ったりする時ありませんか。
そして諦めるのではなく、ちょっと働き方を変えてみようと頑張ってみたいと思った時、その気持ちを失敗に終わらせないために、今回は働き方を変えたいと思った時にやらなければならない事について書きたいと思います。
働き方を変える時何をするのがいい?
今の自分がうまくいかない事を会社や上司のせいにする事は簡単です。
それが自分を納得させるためには一番楽な手段だからです。
でもそれって結局現状は変わらないから散々愚痴って、その場もそんな自分も嫌になってますますモチベーションを下げてしまう悪循環にしかならないものです。
私もそんな会社や組織、場面をたくさん見てきましたが、その負のスパイラルに入ってしまうと気付かないうちに心は奪われていきます。
ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の油屋で働くシーンがほんとその縮図のように描かれていますよね。
さて、そんな部分は会社組織には多かれ少なかれどんな会社にも実は存在して、社会には簡単にホワイト企業だとかブラック企業だとか分類できないグレー企業が大半だと思います。
自分の働き方次第で会社がホワイトにもブラックにも見えちゃう会社です。
簡単にこの会社はブラックだと決め込んで辞めて転職を繰り返すと本当にブラックな会社で働かざる得ない状態にもなりかねません
ではグレー企業の中で自分は納得いく働き方をできるだけしたいと思った時はどうすればいいのか。
まずは会社を見限る前に「働き方を変える」事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
と言うと、「やってみたよ」「やってみたけど変わんないよ」と言う声も聞こえそうですね。
確かにキャリアコンサルタントで色々と相談業務をしているとこれら会社や仕事での不安や悩み、不満はよくある内容でそしてよくある話の流れです。
何をするにも順序があるんです
よく、「働き方」を変えたいと思った時、何をされたのですか?とお尋ねすると、多く聞かれるのが「時間管理」「資格取得」「人脈づくり」と回答される方が多いです。
どれも間違いではありません。
しかし、順序を間違えると変化を生み出す事ができません。むしろそれらに一生懸命取り組んでうまくいかず、結局ダメじゃないか。環境に恵まれない、やっぱり周りが腐っているとモチベーションをさらに下げてしまいかねません。
まずやるべきは「目標設定」
では何からすればいいの?と聞かれますので、まずやるべきは「目標設定」です。とお答えします。
「はい、でた目標設定!!、よく上司も簡単に言うやつだけど日々の仕事では何の意味の感じた事ないやつね」と心の叫びがもれ聞こえてきます。
確かに会社でよく決める目標設定、例えば売上金額だったり、顧客獲得数だったり、改善活動だったりと上司や会社、すなわち相手が勝手に決めてくる目標設定は意味がありません。もう少し正確に言えば意味はありますが、自分が納得できていない状態、自分の現状の位置と目指すゴールとの位置の関係、そしてそのギャップをしっかりと落とし込みせずに走り出してもダメです。
多くの会社ではその「目標設定」がすこぶる下手です。
上司は上からの数字を下へ投げるだけ、もう少しマシな人はある程度噛み砕いて渡してはくれるけど、結局「あとは自分でよろしく」になっている場合が多い。
そして社会になってまともな目標設定の方法を教えてもらっていないと目標=達成する事になり、達成できないもしくは達成できないと怒られるので達成絶対できる=しょぼい、自分でも満足感のない単なる仕事の負荷でしかない目標をしてしまうのです。
そんな「目標」ばかりを毎年させられていては「目標設定なんて意味ないよ」と思われても仕方ないですよね。
できるやつはやっぱり「目標設定」がうまい
でも、会社でもできるやついますよね。パッと見、コミュ力が高いからとか、時間管理が上手だから、資格持ってるしと決めがちですが、実は「目標設定」がうまいんです。
自分の今とゴールをしっかりと位置付けできて、何をまずやるべきかがわかっているんです。それが見えていての「時間管理」も「人脈づくり」も「資格取得」もであれば成長に直結を感じられますが、そうでないともったいない時間とお金の浪費になりかねません。
働き方を変えたいと思った時、まずやらなければならないことは「目標設定」です。
目標なんてなんて思わない、相手が勝手に設定した目標では弱いです。
自分が「やりたい」と思った事、今の自分はどうなのか?何が足りない?と自分の位置を確かめる。そしてその後に「やりたい」のゴールまでにまずはこれをクリアする。その次にこれをクリアするといったように小さな階段を作るのがいいと思います。
そう言った意味ではあまり長い階段になるようならちょっとゴール設定が今の自分より遠いので、まずは5段くらいで到着できるゴールに慌てずに切り替える必要があります。
そうやってうまく「目標設定」をできるようになって自分のやるべき事が明確になると働き方も自然と変わってきます。
働き方を変える事は行動を変えることに注力するより目標設定に注力する事が良いと思います。
長くなりましたがお読み頂きましてありがとうございました。