つながる『今』をもっと楽しく⇨ 人生物事はすべからく流転するもの

人生は今の連続、今が未来へつながりそして過去を作り出していく。 今をもっと楽しんでもらいたい。 そんな思いで綴る雑記ブログ。

お金の使い方、保険の損得!?

今日は久しぶりに保険会社の営業の方と2時間くらい商談のお話をしました。

最近はがん保険は損、生命保険はいらないなどと様々な本や話で聞く機会も多くなっておりますが、皆さんは保険についてはどういうスタンスでしょうか。

私はそのどちらも加入しています。

今回はそれらを見直したいと言うわけではなく、むしろ新しく保険に入るために営業の方に来てもらいました。

しかも一つは変額保険です。

今更保険会社で!?、保険に入るくらいならその金額を積み立てNISAや投資信託へ、と思われる方もたくさんいらっしゃいますが、どれが本当に正しい選択なのでしょうか。

保険の営業はIDECOも積み立てNISAもしない!?

保険の加入は言わば家計の新しい支出、しかも保険は一括払いもありますが、多くは月払いの継続的な費用となる商品。

サブスクや携帯電話料金のように給与の銀行振り込みからチャリンチャリンと自動で引かれてしまうので家計見直しにおいてはポイントとなる支出でもありますよね。

なので、知識不足で言われるがままの保険には加入したくはありません。

このように書くと、

保険否定派の人からすれば、「鴨ネギ」で、まず保険という選択肢からすでに間違っているし、その時点で「無駄」「損」「負け」と思われながらお読みかも知れません。

確かに、現時点で振り返って、私が人生の中で正直「保険」に救われたと思ったのは自動車保険くらいです。

それはそれでありがたく、幸せな事ですが、そう思うと「保険」っていざという時のものですが、確率や現在の医療の進歩、高額医療費制度など充実した福祉の中で、本当にどこまでいるの?と思う事はあります。

掛け捨てなんて何も起きなければお金を捨てているようなもの。

同じ使うなら美味しいものを食べたり、旅行に行きたい。

そう考える部分もなくはないのですが、それは生活が盤石である上で楽しみたいとも思う面倒くさい性格。きっと、私はお金を使って贅沢三昧をするより、お金に困りたくない、お金に悩まされたくないとの思いの方が強い性分なのだと思います。

ちょっと矛盾になりますが、そのくせお金のことが気になってしまうし、お金に関わるお話が結構好きでもあります。

だから、時折、お金のプロの方、証券の方、銀行の方、保険の方と話して、色んな仕組みの商品の話を聞くのが好きです。

 

そんなこんなで今回も保険の営業の方を呼んで楽しく話を聞かせてもらいました。

その中で保険営業の方との会話の中に思わず食い入った一言がありました。

「私は実はニーサもIDECOもしていないんです」

所得控除だとか、税控除だとかお得だと聞かされ、私はIDECOもニーサもしています。

絶対にお得だと信じているこの制度をしていないなんて何か理由があるの?

そんな思いで、「なんでですか?」と思わず食い入るように聞いてしまいました。

「考え方は色々ですが、20%の控除は確かに魅力ですがそれを狙い過ぎて運用利回りを低くしてしまうと考えているからです」

まぁ、うまい手口というか、模範的反応にまんまと自ら罠にかかっているなと感じながらも、聞き入る。

案の定、「例えば100万円で10万プラスになって110万円で税控除と、100万円で20万円プラスになって20%税金を払う時、どちらをお得と考えますか?」

こういう話はどちらも予定通りの利率で運用できたらの「たられば」なのでそうならば、そりゃ後者ですけど・・・

そう簡単には騙されないよと思いつつ、「ではあなたはどうされているのですか?」とお尋ねしました。

すると、「老後資金へIDECOもいいですが、私は保険家としていざとなった時に現金化(解約)できるそしてそれなりのポートフォリオで運用されている特別勘定で資産運用されている商品があります」と自分と自分の家族が加入している加入進捗状況を見せて下さいました。

上手なプレゼンだと感心しつつ、PCに表示されているその方の資産状況、加入している保険を見せてくれながらの説明に耳を傾けつつ、

何かヒントはないかと切り替わるPCの画面を凝視していました。

確かにその営業の方の個人ならび家族の保険の一覧を見た時、たくさんの変額保険に加入されておりました。私のステータス画面もその前に見せてもらいましたので、悪意なく作られたダミー画面でない限り、本当の画面なのでしょう。

そこで気づいた事は、その営業の方はがん保険には加入されていませんでしたし、掛け捨ての保険にも加入されていませんでした。

その場ではその事には特に言及しませんでしたが、そうなんだなぁと受け止めました。

お金がある人とない人では保険へのスタンスが違う!?

なんだかんだ2時間近く会話が盛り上がり時間を要してしまったので、とある商品の契約を1本だけしてその日は終えました。

商品についてはまた後日談で機会があればアップしたいと思いますが、今回の商談で思ったことがあります。

今回の保険の営業の方は嘘か誠かは定かではありませんが、トップセールスの人です。

乗っている車も、身なりからも、その方が加入していると見せてくれたPC内の保険商品も(仮にこれがプレゼン用ツールとしての見せ物としてであっても)本業で稼いでいる方には違いないと思います。

年収は数千万はあると思います。

その方がなぜIDECOにもNISAにも入っていないのかに腹落ちした事があります。

(もしかしたら加入していて、加入していないというのも営業トークかも知れませんが、その言葉を正として考えた結果、)

それは入っていないではなく、入る必要がない、入ってもそこまでメリットがない商品だったからだと思います。

つまりIDECOにしてもNISAにしてもお金をたくさん持たれている方からすれば、制限枠があり、面白味がないのでしょう。

ぼそっと会話の中で言われていた一言に「私も昔は色んな運用に手を出してはいたんですけど、リーマンあったりなんだかんだで、今はもう余計な事はしていません・・・」

ともおっしゃっていました。

まとまったお金がある方にとってはそれを運用する際、リスクのある中途半端な知識で自分で運用するより、手数料を払ってでもそれと引き換えにリスクを最小に抑えることのできる商品の方が魅力的だという事なのではないでしょうか。

つまりお金持ちの人は何を節約して、何にコストを払うかの考え方が違う。

そう、私とはスタンスが違った。

私たちはついついサービスに払うお金をケチってしまう。

手数料は安い方が良いと思う。

それは確かに正しい事だと思いますし、お金持ちの方でも必要のない経費は払わないでしょう。

ただ、手数料を払ってでも結果的にプラスになる事、リスクを最小に抑えることのできる事、満足できるものがあるという考え方を理解しなくていけない。

なんとなくそう思える、考えさせられる機会になりました。

IDECOも投資信託もその商品構成の細かな事まではわからず、付帯のメリットに目が行き過ぎなのかも知れない。

どういったポートフォリオで構成されているかは重要ですしね。

これからまだまだ値上げは続き、インフレになると考えて貯蓄より、インフレに強い投資信託や変額保険と思ってまではいましたが、

お金のプロは何をしているのかに意識を向け、そして勉強し、自分の頭で考えて決めなくてはいけないと感じました。

 

長くなりましたので今日はこの辺で。

本日もお読みいただきましてありがとうございました。