―― コンフォートゾーンと心の虹のあいだで ――
ハッピーライフレインボーのゴールは、心に毎日、虹がかかる状態です。
それは、いつもポジティブでいることでも、
悩まなくなることでもありません。
揺れながらも、戻る場所を知っている。
迷っても、自分を見失わない。
そんな感覚で日常を生きられている状態を指しています。

けれど実際に、
ハッピーライフレインボーのプロセスに触れた人の中には、
途中で強い戸惑いや苦しさを感じる方もいます。
今まで当たり前だと思っていた自分と、
少しずつ見えてきた「ありたい自分」とのあいだに、
思った以上のズレを感じてしまう。
すると、心のどこかで
「このまま進んで大丈夫だろうか」
「元の自分に戻った方が楽なのではないか」
そんな声が聞こえてくることがあります。
これは、とても自然な反応です。
人は誰でも、
慣れ親しんだ状態――いわゆるコンフォートゾーンに
戻ろうとする無意識を持っています。
たとえそれが、
本当は少し苦しい状態だったとしても、
「知っている自分」「慣れている自分」の方が安心だからです。
だから、変化が始まるときほど、
心はブレーキを踏みます。
ここで大切なことがあります。
この苦しさは、
失敗のサインではありません。
むしろ、
変化が本格的に動き出した証拠です。
ズレに気づいたからこそ、苦しくなる。
見えなかったものが見え始めたから、揺れる。
この地点は、
ハッピーライフレインボーにおいて
もっとも大きな壁の一つでもあります。
ここで、多くの人が立ち止まります。
今までの自分に戻れば、安心できる。
これ以上、揺れなくて済む。
そうして、
「やっぱり自分には無理だった」
と結論づけてしまう。
でもそれは、
意志が弱いからでも、覚悟が足りないからでもありません。
解放の手前で、怖くなっただけなのです。
ハッピーライフレインボーでは、
この地点をとても大切に扱います。
決して、
「ここを越えましょう」
「乗り越えましょう」
とは言いません。
むしろ、
ここでこそ、立ち止まる時間を取ります。
なぜなら、このフェーズでは
人によって必要な関わり方が変わるからです。
少し先を見たい人には、
コーチングの視点が役に立つことがあります。
現実的な選択や環境を整理する必要がある人には、
キャリアコンサルティングの視点が欠かせません。
そして、
感情の揺れが大きく、
過去の経験や痛みが顔を出している場合には、
カウンセリングの関わりが必要になります。
ハッピーライフレインボーが
ここまで支援できるのは、
相手のフェーズに合わせて、スタンスを変えられるからです。
無理に前へ引っ張らない。
無理に問いを投げない。
無理に答えを出させない。
今、その人に必要なのは
進むことなのか。
整理することなのか。
ただ感じることなのか。
それを見極めながら、
伴走します。
変化の途中で苦しくなったとき、
「それでも大丈夫」と言える場所があること。
急がなくていい。
戻ってもいい。
立ち止まってもいい。
その安心があるからこそ、
人はもう一度、
自分の意思で前を向くことができます。
心に虹がかかる状態とは、
ずっと心が晴れていることではありません。
雨が降っても、
また虹が架かると知っている状態です。
ハッピーライフレインボーは、
その感覚を日常に根づかせるための対話です。
変わろうとして苦しくなったなら、
それは、何かを間違えたからではありません。
大切なところに、ちゃんと触れている証拠です。
そこまで含めて、
ハッピーライフレインボーは支援します。
今回も、お読みいただきありがとうございました。