未来につながる『今』をもっと楽しく。

人生は今の連続、「今」の捉え方、行動が変われば未来は変わる。 感情に気づけば願望が動き出す。

自分を変えるために、旅に出よう!!

ついこの前、テレビでとある女性の特集を観ました。
彼女は「全国の星野リゾートを巡っている」というユニークなライフスタイルを送っていて、旅の目的は観光でもアクティビティでもありません。

ただひたすらに、「何もしない贅沢な時間」を星野リゾートで味わい続けているというのです。
静かな客室、丁寧に整えられた温泉や食事、自然に囲まれたゆるやかな時間。そのすべてを自分のペースで感じ取りながら、そこでただ“在る”ことを楽しむ。

この過ごし方が、とても魅力的に映りました。
それは、「自分を変える」ことを目的にしていないのに、結果的に深く自分と向き合う時間になっているように思えたからです。

むしろ何もしない時間こそが、私たちの思考や心の回路を静かに書き換えていく──そんなことを、彼女の姿から感じたのです。

だからこそ私は、来年、自分の「ハッピーライフレインボー」を見直すときに、
趣味もしくは家族のカテゴリーのひとつとして、「星野リゾートでゆったりとした時間を過ごす」という目標を加えようと決めました。

それは贅沢でも浪費でもなく、思考と感情のメンテナンス。
自分を整えるための“戦略的な非日常”なのです。


「環境を変える」と脳が変わる理由

脳科学の視点から見ても、「旅」は自己変容に大きく関わります。
特に“場所”と“時間”の使い方は、私たちの脳に直接的な影響を与えています。

私たちの脳には「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」があります。
これは、心身を一定の状態に保つための仕組みであり、変化や挑戦を避けて“いつもの自分”に戻そうとする働きです。

たとえば、どれだけ「新しい自分に変わりたい」と思っていても、気づけば同じ思考パターン、同じルーティンに戻ってしまう。
これはあなたの意志が弱いからではなく、脳が安全で予測可能な状態を維持しようとしているだけなのです。

そんな“戻ろうとする力”を一時的に断ち切ってくれるのが、「旅先での非日常的な体験」なのです。

特に、星野リゾートのような静謐な場所で、予定を詰め込まず、スマホを離れ、ただ流れる時間を味わうという体験は、脳にとって非常に強力な「リセットボタン」として機能します。


RAS(網様体賦活系)を書き換える旅

脳内には「RAS(網様体賦活系)」と呼ばれるフィルターのようなシステムがあります。
これは五感から入ってくる膨大な情報の中から、「今の自分にとって重要な情報」だけを選別して脳に届ける働きをしています。

しかし、このRASの設定は、日常の習慣や固定化された価値観によって偏ってしまいがちです。
たとえば、いつも「忙しい」が口癖の人のRASは、「タスク」「効率」「時間管理」といったキーワードに過敏に反応し、「ゆっくり」「癒し」「余白」といった情報はスルーしてしまいます。

この設定を変えるには、思い切って“環境そのもの”を変えるのが一番です。
異なる空間に身を置くことで、RASのフィルターが強制的に揺さぶられ、見える世界が変わるのです。

星野リゾートのような“余白に満ちた場”は、まさにこのフィルターを書き換えるのに最適な空間です。
たとえば「時間は奪われるもの」という前提が、「時間は味わうもの」へと変わる。
これだけでも、人生のリズムは大きく変わります。


感情記憶と“意味の再構築”

旅先で過ごす時間は、感情に深く結びつきやすい。
そして、その感情が伴った出来事は、脳の「海馬」によって“エピソード記憶”として強く刻まれます。

感情とともに記憶された体験は、「意味づけ」を変える力を持っています。

たとえば、普段の生活で「もっと頑張らなきゃ」と思い詰めていた人が、
旅先で「何もしなくてもいい」「ただ居るだけで満たされる」という体験をすると、
「頑張らないと愛されない」という信念が静かに緩んでいきます。

これは、ただのリフレッシュではなく、価値観の書き換え。
脳の「意味づけの回路」が、感情を通じて再構築されていくプロセスなのです。


「旅」は脳のメンテナンスでもある

脳科学的には、私たちの脳は日々のストレスや判断によって“意志力”を消耗しています。
それを回復するには、「安心感」「創造的刺激」「ポジティブな感情」が必要です。

旅には、これらすべてが揃っています。
特に、誰かの都合ではなく「自分が行きたい」「自分のために選んだ」旅には、自己決定感が伴い、モチベーションや自己肯定感の回復にもつながります。


だからこそ、旅は“変わるための最短ルート”

自分を変えることは、意志や努力だけでは困難です。
変わるには、まず「自分を取り巻く環境」と「感じる時間の質」を変える必要があります。

星野リゾートでのような、ただ「存在を味わう時間」は、
本来の自分の声を聴くための最高の舞台。
何かを頑張らずとも、脳と心が自然と整い、次のステージに向かう準備ができるのです。

来年のハッピーライフレインボーでは、私は「星野リゾートでゆったりとした時間を過ごす」という項目を加えようと決めました。

それは贅沢ではなく、「思考と感情を整え、自分らしさを取り戻す旅」──そう、自分の未来を創るための静かな革命だと思います。


旅のあとに、自分を再定義する時間を

旅先で感じたこと、気づいたこと。
それを日常にどう活かすかは、実は旅の終わりから始まります。

コーチングは、その旅の“余韻”を言葉に変え、現実に落とし込むためのパートナーです。
旅で動いた感情を、人生の次の一歩に変えていく──
そんな“思考の旅の伴走者”としてもフォローアップできます。

 

本日もお読み頂きましてありがとうございました。