2月に入り、なんだかんだと就職活動が本格化し始めましたね。
インターンシップ制が盛んになるかと思った矢先にコロナ禍で大きく方向性が変わり、私達採用担当側もリモート就活という新しい形に戸惑いながらの採用活動です。
今回は就職活動をする学生さん側の視点ではなく会社採用担当側の視点で今の就職活動の難しさを語りたいなと思います。
キャリアコンサルタントであり中小企業の採用担当である私の就活の悩み。
何かの参考になれば幸いです。
リモート就活中小企業にはなかなか大変
もうすっかりリモート会社説明会やリモート面接が当たり前となりつつありますが、このリモート〇〇に悩まされているのは学生の皆さんだけではありません。
リモートになり企業展が軒並みWeb開催となる昨今、アクセスがむしろ増えると思われるかもしれませんが数多ある企業の中で大企業であれば認知度も高く、プッシュ型でなくても時期になれば学生の皆さんのアクセスや視聴してもらう機会も多いと思いますが、そんな日本の大企業の割合はたった0.3%残り99.7%は中小企業です。
OB・OGが入れば多少の認知は得られるのですが新しい学校の方からのアクセスは学生の皆さんの限りある時間の中から選択してもらうのは大変。
例えるならばユーチューバーみたいなものです。みんなが稼げているわけではない。
企業展と違い声かけができない状態でいかに知ってもらうのかが大変。
採用にかけるコストだってありますし。
まぁ、弱音を吐いていても仕方ありませんのでオンライン学内説明会などに向けて一生懸命動画を作ったりするわけです。
そしてオンライン説明会で説明するわけですが・・・
私はラジオパーソナリティー??
今までは対面で行っていた説明会、今はズームなどのカメラに向かって行うことがしばしば。場所は声が入らないように会社の個室で1人で行う。
どんな状態だと想像されますか?
まるでラジオパーソナリティーになった気分です。
なんとなく聞こえはいいですが、ノイズやカメラの接続が乱れないようにチャットモードで、場合によっては学生の方のカメラはOFF。
もう誰に向かって話しているのかわからなくなってきます。
何より臨場感がないので内容の理解度や温度がわかりにくいが寂しいですね。
そして人数が多い場合は質問はチャットで行われるわけです。
質問を読み上げながらそれに回答する姿を俯瞰してみるとラジオ司会者に憧れる痛い人みたいになってるのではないかと恥ずかしくて汗がでてきます。
表情や臨機応変に対応することが難しい
私の場合、相手の学生の方の表情をすごく気にしながら話す内容やスピードなどを変えて説明するスタイル。しかもあまりパワーポイントでだらだらと通り一辺倒に話すのは嫌い。しかしリモートではそれがなかなか慣れない。
カメラが小さくて表情が読み取れないんです。
もしこのブログを読んでくださっている就活中の学生さんがいらっしゃいましたら、ぜひ大袈裟なくらい大きく頷いて笑顔を作ってくださるととても私達もほっとします。
よろしくお願いします。
交流がなく寂しい
あと、今までは説明会が始まる前など隣のブースや知っている企業さんと情報交換や交流していたりしたのですが、オンラインになるとそれがない!!
なので今年の状況を把握の機会が減ってしまっている状況です。
学生さんにもやっぱりマッチングを高めた状態で活動を進めて頂きたいです。
移動コストはかからなくなったかもしれませんが、スタートしてからミスマッチになってしまってはお互いに困りますよね。
ということで、今回は今の私の仕事の悩みのような日記になってしまいましたが、ぜひ学生の皆さんには自己理解にしっかり時間をとって頂いて、中小企業のサイトにも目を向けてくださると幸いです。
私たちも一生懸命お伝えしますので、共に頑張っていきましょう。
本日もお読み頂きましてありがとうございました。