「リテラシー」って言葉を聞いたことありませんか?
近年ファイナンシャルリテラシー、ITリテラシーなど色んな言葉とつなげて使われている言葉なのでなんとなく見聞きしたことがあるかもしれません。
リテラシー(literacy)とは英語では「読み書き能力」の意味です。
それらが現代は広がりをもち「読み書き能力」だけではなく、「特定の分野の知識」として使われており、〇〇リテラシーという場合は後者の意味である場合がほとんどです。
リテラシーについて問われた時はつまりその分野についてどれだけの知識を持っていますか?ってことになります。
私のライフコーチングでも目的に向けて目標を達成するために、必要な知識としていくつかのリテラシーにフォーカスします。
理想的な人生を構築するために特に必要なリテラシーは6つだと考えています。
今回はその6つについて少しブログで触れたいと思います。
素敵な人生を過ごすために身につけたい6つのリテラシー
コーチングの中でクライアントと目的を明確にし、目標を設定していく中で決めたその目標を達成するために知識や技術が必要になる場合があります。
コーチングではそれをポゼッションと言いますが、それが不足している場合や持っていても活用できていない場合は目標をうまく達成できません。
前回はそのポゼッションとして社会人基礎力について私の考えを書かせてもらいました。
それと同じように素敵な人生を過ごすためには冒頭でお話しした「リテラシー」も大切だと思っています。
特に私が行っているコーチングは「人生を楽しくしたい」をテーマにしていますので、
必要な知識は働くこと、周りとのコミュニケーションの取り方だけの知識でだけではありません。普段の生活において知らないが故に不利になったり損をしたりもして欲しくありません。
そのためにたくさん勉強する必要はありませんが、少なくとも6つのリテラシーについてはアンテナを張って普段から気にしておいてもらうようにしています。
そして基礎的なリテラシーについてはセッションでお話ししたりなんかもします。
コーチングの枠を超えていると言われるかもしれませんが、リテラシー含め、素敵に生きるための知っておくとお得な知識や情報を提供し、その方の「今」をもっと楽しくしたいと思います。
さて、話は少しそれましたが、では私がぜひ手に入れておいて欲しいと願う6つのリテラシーについてお話します。
1.マネーリテラシー(お金の知識)
「おいおい、そんなことは言われなくても知っているよ」そうツッコミを入れられそうですが、コーチングをしていて思うのは皆さん意外にもマネーリテラシー(ファイナンシャルリテラシーと呼ぶことも)を身につけられていない人が多いんです。
お金の価値観は人それぞれと言われればそれまでですが、しかし多くの方が「お金が貯まらない」「お金を増やしたい」と悩まれているのも事実。
その反面、改めて勉強してやろうって人が少ないと感じます。
マネーリテラシーは別に卑しいことではなく、老後含め素敵な人生をプランニングする上で持っていた方が良いですよね。
難しいことが苦手という方に、漫画で読めるお金の知識を1冊だけご紹介しておきます。
2.健康リテラシー
年齢問わず、健康は大事ですよね。特に40代を過ぎた方とお話をすると今まではサプリメントなんて気にもしていなかったのに今は飲み続けているという人によく出会います。そして、健康が大事と言いながら薬を飲みながらお酒を飲み続ける方や明らかにメタボなお腹になっていながらそれよりも毛髪のことばかり気にする方など。
病気になるといくら節約していても医療費に大きなお金を失うことになります。保険に入っているからと言われる方もいますが、入院することになると色んな心配と時間のロスにもなりかねません。避けられない病もありますが、日常の健康の知識とそれによる取り組みで予防できることもありますのでぜひ基礎知識だけでいいので知っておいてもらいたいですね。
3.情報リテラシー
今起きていることが全て真実である。
これだけ情報が氾濫している時代において、何が正しい情報かを知る力、フェイクニュースとは何かなど口を開けて入ってくる情報を鵜呑みしないことが大切ですよね。
ブログを読まれる方は能動的なのでそのような方が少ないと思いますが。
他にもITがどんどん進むとそれら知識を知らないと思わぬ事故に巻き込まれたたりもしかねません。こちらも基本的な現代の情報の流れや仕組みくらいは理解したいですね。
4.メンタルリテラシー
情報リテラシーに関連するかもしれませんが、あまりに多くの情報源があるがために私たちの脳はかなり疲弊しています。そして心も影響を受けてしまうことも。
カウンセラーとしてメンタルについてお悩みの方とお話しすることもありますが、その人の心がただ弱いということだけではありません。意図せず過剰にストレスを受け過ぎている場合が多いです。そしてそれを切り離す手段や回避する場所さえ知っていれば救われることもあります。
自分の心の弱さや脳や感情の仕組みを少し知っているだけでストレスとの向き合い方も変わると思いますのでこちらも大事だと思うリテラシーです。
5.愛のリテラシー
これは正直表現しづらいリテラシーだと感じています。
人の愛し方や愛され方、コツやテクニックをリテラシーとして身につけてと言いたいのではないです。それだけははっきり言えます。
ざっくり言えば相手の心に目を向ける。寄り添うために周りの皆さんがどんなことに気を回しているかを知ってもらいたいなということです。
自分の愛し方が絶対ではなく、愛し方もよりよくしていくことができる。そのためにアンテナを張って欲しいという願いです。
6.文化・歴史のリテラシー
これは最近私自身が痛切に必要だと感じているリテラシーです。人と人が共に生活をしていく中でその方々が育った環境、風土は歴史と大きく関連していて、また文化はそれを表現したものであると感じます。
同じ日本であっても地域による生き方、考え方、風習が違います。それを知ってその場所を住む場所に選ぶ、そこへ出かけるのと知らずにいるのでは人生において大きな差が生じると思います。
世界、その国、地域、町の文化、歴史を学ぶことは自分の人生観も豊にしてくれると思いますのでリテラシーというべきか教養というべきか、身につけたいものです。
まとめ
長くなりましたが今回は社会人として手に入れたい、アンテナを張っておきたい6つのリテラシーについてご紹介させて頂きました。
あなたが社会人としてもっと力を高めたいと思うなら、「リテラシー」に注目されてみてはいかがでしょうか。
あなたの自己研鑽の何かのヒントになれば幸いです。
明日につながる「今」を楽しく→
本日もお読み頂きましてありがとうございました。