Write a diary at Starbucks

コーヒーが苦手だけどスターバックスが大好、Macを前につれづれなるままに心にうつりゆくよしなしことをかき綴るブログ

スタバの99から思うこと

9月9日、スターバックスではあるキャンペーンが実施されました。

それもこの日たった1日だけ。

それは新作の限定販売ではありません。お店もそんなに普段と変わらない様子。

でもとっても大切なメッセージが発信された日だったんです。

ヒントはお店に置かれた99のメガネ。

そしてスタッフからの99のメッセージがカップに書き記されます。

一体この99はなんなのでしょうか?

カップに書かれた99の意味

スタバ99キャンペーン

9月9日、スタバでは購入したドリンクのカップ(基本はペーパーカップにできる限り)「99」と書いて提供されます。

もしかしたら「おや?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

スターバックスファンならすでにご承知であるかもしれません。

そんなキャンペーンがあるよと友達に聞いた私は行ってスタッフの方にお話を聞いてきました。

「9月9日だけカップに99って書いてもらえるって聞いたのですが?」

「はい、ありがとうございます。99ってメッセージお書きしております」

「それってどういう意味なんですか?」

そうお尋ねしたところ、パンフレットを広げながら丁寧に説明して下さいました。

スタバの倫理的調達

この99の意味は99%のことで、スターバックスのコーヒー豆の 99% が倫理的に調達できるようになったことをお知らせするためのメッセージ。

2015年4月にスターバックスは提供するほぼすべてのコーヒーを倫理的に調達し提供することに達成したんだそうです。いつも美味しいコーヒーを提供したいというスターバックスの想いと、お客様の存在によって成し遂げた数字でそれを9月9日にメッセージとしてお届けしているとのこと。

スタバ99

倫理的な調達ってなに?

ずいぶん硬い言葉でちょっとイメージがわきにくいですが、「倫理的な調達」って一体なんでしょうか。

コーヒー豆は主に中南米、アジア、アフリカの赤道を挟んだ国々で栽培されています。

これらの国々はまだまだ治安も、教育も、経済レベルも高い水準にあるとは言えない地域で、そんな国々で主にプランテーション(大規模農園)で作られる農作物の一つです。プランテーションと言えば、かつては植民地の原住民あるいは奴隷による安価な労働力により、現在は発展途上国の農民であったりと労働者の人権が問題としてあげられます。また、環境面でも森林伐採や水質汚染などの問題も抱えています。

地域の方々はどうしても貧しいから、よりよい生活を強く望むがゆえ、言われるがままに森を切り拓くことを選んだり、識字率が低いからオーナーに不当に搾取されたりといった生活であり、またそのような経済環境ゆえに犯罪が絶えなかったりします。

日本で暮らしている私たちには信じられないようなことが、不都合な真実として、生産地の日常には氾濫しているのです。

コーヒー豆は、生産から収穫、精製(コーヒーの果実からコーヒー豆を取り出す)、焙煎、ブレンド、粉砕といった順序で作られますが精製までの工程は、コーヒーの生産地で行われます。
ちなみに焙煎の前には、病気や虫食いの豆を排除するため、コーヒー豆1粒1粒、全て「人の手」で選り分けられるそうです。すごく手間暇のかかる農作物なんですね。

そんなコーヒー、全世界での一日当たりの消費量は約20億杯と言われ、日本は、アメリカ、ドイツに次いで世界第3位の輸入国です。

私たちにとって決して他人事でないかかわりがありますよね。

話が少し逸れましたがスターバックスでもたくさんのコーヒー豆を購入しています。良いものを安く購入することは商売の原則 として当然の要求のようにも思います。

しかし、それでは、犯罪や、搾取など劣悪な労働環境や、環境破壊を他人事ととらえ、結果、色んなことをダメにしてしまうかもしれない。その牽引者の一つになるかもしれないと思ったのです。

 そこで、スターバックスは、生産者が経済的に、社会的に豊かになる手段はないかと理想の姿を考えました。

公正で永続性のある取引を行うために、ガイドラインを作って透明性を高め、環境負荷を少なくし、美味しいコーヒーを作る。

その基準を満たした方法で調達したコーヒー豆の割合を、徐々に増やしていこう!!

これがスターバックスの言う「倫理的な調達」とのことです。

このような発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じ、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す取り組みを「フェア・トレード」といい、現在徐々に世界中に広がりつつあります。

私たちにもできるエシカル(倫理的な)消費

倫理的なとは「エシカル」(ethical)とも言います。

エシカル(倫理的な)とは、「法律で決まっているわけではないけれど、良識的に考えるとこうだよね?」と多くの人が考える「社会的な模範」のことです。

そして最近徐々に広がりつつあるのが「エシカル消費」

エシカル消費の定義は一般社団法人エシカル協会 によると「『人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノ』を購入・消費する」ことがエシカル消費だそうです。

スターバックスが取り組んでいるような取り組みは現在企業の一つの指針として注目されています。また国連が掲げているSDGs(持続可能な開発目標)にもその考え方が入っています。そのエシカルは今徐々に裾野を広げ、世界中に浸透しつつあります。シンプルライフを目指される方やミニマリストの方などは先立って取り入れられている方も多いはず。

私たち一人一人がエシカル消費に関心を持つこともこれからの地球で暮らす私たちに求められていることでもありますよね。

まとめ

今回はスターバックスの「99」キャンペーンからエシカル(倫理的な)について触れて見ました。

スターバックスだけでなくエシカルな取り組みは大企業を中心に取り組まれています。

それはとても嬉しいことですね。

そうは言っても物事には表と裏がありますので不都合な真実もあるでしょう。

しかし一人一人が「そうだよね」って気持ちが根付いて行けば世界もいい方向に変わっていくと思います。

そしてスターバックスの「99」の取り組みで何よりすごいと感じたのがこのキャンペーンが実は社外へのPR以上にスタッフ教育になっているということです。

会社は「倫理的な調達をしている」それにはこういった意味があることをスタッフが意識し、理解しなければメッセンジャーは生まれない。

たった一日のキャンペーンかもしれませんがそのためにその意味をスタッフに伝えることでスタッフと会社、社会、お客様とのエンゲージメントが高まる仕組みがスターバックスにはあるんですね。

そんなスターバックスの仕組みが人気を支えているのだと感じました。

本日もお読み頂きましてありがとうございました。

 

 

 

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